2025年7月に発見され、太陽系を横切るように高速で通過している恒星間天体「3I/ATLAS」。NASAはこれを「通常の彗星(氷と塵の天体)」と説明してきたが、ここにきてCIA(米中央情報局)の“ある一言”が波紋を広げている。
きっかけは、2025年11月に提出された情報公開請求(FOIA)だ。請求内容は「3I/ATLASについてCIAが記録や調査を行ったのか」というもの。これに対しCIAは、「記録の存在・非存在について、否定も肯定もしない」という回答を返した。いわゆるグローマー回答(Glomar response)で、政府機関が機密性の高いテーマに対して「そもそも情報を持っているかどうかすら明かせない」とする際に用いる形式だ。

CIAの“沈黙”が意味するもの
グローマー回答は、「情報がある」ことの裏返しと断定はできない。しかし一方で、“何もないなら、普通に否定できるのでは?”という疑念を生みやすいのも事実だ。今回の回答は、3I/ATLASをめぐる議論が「天文学」だけでなく「安全保障」や「情報機関」の領域に触れている可能性を想像させ、ネット上では再び憶測が過熱している。
FOIA請求を行ったのは、UFOや政府情報公開を追う研究者ジョン・グリーンウォルドJr。彼はCIAの回答を受け、より明確な説明を求めて不服申し立て(アピール)を行う意向を示したという。さらにNASAや他の米政府機関にも同様の請求を出しており、返答待ちの状態だとされる。

Xより引用
対立する見方:NASA「自然起源」 vs ローブ教授「説明不能な挙動」
NASA側は、3I/ATLASを自然天体として扱い、「異星文明の探査機である兆候はない」とする立場を維持している。だが、ハーバード大学の天体物理学者アヴィ・ローブ教授は、これに異議を唱え続けている人物だ。
ローブ教授は、3I/ATLASに少なくとも12の“奇妙な挙動”が見られると主張する。具体例として挙げられているのは、通常の彗星の尾とは異なる「反対向きの明るい“アンチテイル(反尾)”」、重力だけでは説明が難しいとされる進路変化、さらに熱を防ぐ目的で宇宙機に用いられることがあるというニッケルの殻(nickel shell)の可能性などだ。
ローブ教授は今回のCIAの回答を受け、次のように問題提起したとされる。
「NASAが2025年11月19日の会見で『3I/ATLASは自然起源の彗星だ』と断言したにもかかわらず、CIAが同件を機微情報として扱うのは驚きだ」

“なぜNASAの画像は荒いのか”──アマチュア写真との落差が疑念を増幅
議論をさらにややこしくしているのが、観測画像をめぐる違和感だ。報道によれば、NASAが公開した3I/ATLASの画像は「ぼやけている」と批判され、むしろ一般の天文ファンが地上望遠鏡で撮影した方が鮮明だと比較される場面もあったという。
さらに、2025年10月初旬には火星周回機が3I/ATLASに約2,000万マイル(約3,000万km)程度まで接近したタイミングがあったとされるが、それでも“ピクセルが粗い画像”しか出てこない点を不審視する声が広がった。もちろん、撮影条件や観測装置の目的(本来は火星観測用)などの事情はあり得る。しかし、情報が不足するほど人々は「隠しているのでは?」という物語を作りやすい。
このテーマと重なる“世界の異変・不可解な兆候”が、
当サイトには複数記録されています。
動画や写真付きの生々しい証言はこちらです。
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3月16日、次の焦点は木星へ
3I/ATLASは2026年3月16日に木星へ接近すると見られており、このタイミングで再び観測が集中する可能性がある。ローブ教授は、今回のCIAの対応を「政府が“万が一”のブラックスワン(極めて稀だが影響が巨大な事象)を内々に検討している可能性」と結びつけて語ったとも報じられている。
もし仮に、3I/ATLASが人工物である可能性がゼロではないとしたら、その確認は人類史を塗り替える。しかし同時に、現時点で米政府は「地球外生命や宇宙人の物的証拠はない」と繰り返し述べており、結論を急ぐのは危険だ。

“否定も肯定もしない”が生む、最大のミステリー
今回の騒動の核心は、CIAが「調べた/調べていない」のどちらも言わなかったことにある。沈黙は安全保障の常套手段であり、イコール陰謀ではない。それでも、宇宙というロマンと、UFOという長年の疑念が交差する場所では、たった一つの曖昧な回答が物語を増殖させる。
3I/ATLASは、ただの古い彗星なのか。あるいは、説明しきれない“何か”なのか。次の観測ラッシュは木星接近の春。人類がこの訪問者から何を読み取るのか――その答えは、まだ宇宙の暗闇の中にある。


参考:dailymail
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